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反対を押し切って結婚した二人

執筆者の写真: 和田みつり和田みつり

プロフィール交換会に行ったとき


私に会いたかったという仲人さんにお会いした。


なんと5年前に成婚をしたお相手の仲人さんだった。


成婚した二人をよく覚えている。


なぜなら 私のところは国立の大学院を出た才女。


お相手はバツイチ男性 子供あり。バスの運転手だったから


バスの運転手の方には失礼な発言になるかもしれないけれど


恋愛で恋に落ちるということではなく結婚相談所はまず条件で選ぶから


学歴を重んじる女性は同じような学歴の男性を選ぶ傾向にある。


プロフィールにはバスの運転手とかいていなかった。


書くと申し込みがこないし受けてもらえないと仲人さんは言っていた。


ただ彼のプロフィールの自己PRがとてもよかったのを覚えている。


彼女は彼のお申込みを受けて、交際を続けて成婚になった。


それまでの彼女はプライベートで出会った男性に翻弄され、お見合いの前には何度も泣き出すというほど傷ついていた。


話しを聞いてもひどい男だったけれど彼女は忘れられなくて食事ものどに通らなくなっていた。


彼女は41歳。それまで恋愛の経験はほとんどなかった。


学生時代にふられた経験がないとこんなにも傷が深くなるのかと思ったほど。


そんな時彼の優しさ、誠実さに触れて彼女はこんな男性もいるんだなと思ったそうだ。


成婚退会はしたものの、ご両親を納得させるのは大変だろうなと思ったし実際そうだった。


彼女の成婚した従兄さんからのご紹介。親戚の方も皆さんお家もよく、仲が良かった。


従兄の男性も海外赴任。美男美女で結ばれた。


国立の大学院まで出した娘の相手はこういう人がいいとお母さまなりに希望があったと思う。


なかなか許しが出ず同棲をして1年たってから籍を入れるということになったらしい。


成婚退会して2年ぐらいは年賀状が届いていた。


幸せになってくれているといいけれど。




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