• 和田みつり

婚活で隠したい事情


ある時、彼女から「和田さんに話していないことがあります」と言ってきた。


良い話ではなさそう。。。


「実は私は中学生ぐらいから兄に暴力をふるわれていて高校の時に家を出ました。

今も両親と会うのも実家ではなく外で会っています。

妹の結婚式にも出ると兄が暴れそうなので出席できませんでした。」


事情はわからないけれど、ご両親がお兄さんではなく、彼女を外に出さざる得なかったのか。

辛かっただろう。



今まで友人にも話せなかったそうだ。


彼女はそれを自分の中にしまい込んで今日まで生きてきた。


ようやく巡り合えた相手。


だけどもしこの話をして男性がそんなややこしい相手との結婚は困ると思われたらどうしようと悩んでいた。


恋愛ではなく結婚だから

お互いの家族が関係してくる。


でもこの話をしてひくような相手ならやめた方が良いと思う。


女性は思い切って相手の男性に話しをしてみた。


もう結婚をお互いに考えている二人。

どこかで話さなければならないのだから、


そうしたら彼の方も実は親戚でうまくいってないことを抱えていた。


人生長く生きると色々な事がおこる。そしてそれぞれ話せていない事情もある。


実際婚活をしていると言ってないことがでてくる事がある。

話さなければならないのだけれどタイミングがあると私は思っている。


ご兄弟に障害者の方がいて、遺伝性ではないから子供への影響はないけれど

将来その兄弟の面倒を自分も見なければならないという会員さん。


まだ30代なのにインシュリンを一生打たなければならない人や


癌になって胸を成形した人。


結婚相談所では皆 何もない人を求める。それは当然だと思う。


最初にそういう事情を話すと、まだ知らない相手のそういった話を受け入れてくれる人はほとんどいない。


でも特に男性は全部話してからわかってくれる人とお見合いをしたいという。


それで最初は納得のいくようにやってもらうけれど、思ったとおりほぼ全滅。


それで交際になってからタイミングを見て話しをしてもらった。


それでもNOの人もいるだろう。


このタイミングが難しいけれど、大事だと思っている。


恋愛は結婚を考えなければ気楽なものだと思う。


でも結婚となると事情は違ってくる。


話を聞いて全てをひっくるめて相手を受け入れることができるかどうか。


今話した3人の事例は実際に私の会員さんだったけれど

皆良い相手に恵まれて結婚していった。


「好きな彼の弟さんの面倒を私は見たいと思います」と言ってくれた彼女の表情が忘れられない。


44歳の女性はご両親に出てきてもらって彼を紹介した。

いまだに彼女に会っている事をお兄さんにはわからないように出てくるそうだ。

「とりあえず両親に紹介できてほっとしました。。。」


成婚退会した後「支えあえる人ができて嬉しいです」と

入籍をしたことを報告してくれた。


大変なことを今まで一人で抱えてきた彼女だったけれど

これからは楽しいことも辛い事も一緒に分かち合える人ができた。


本当に素敵な方と出会えて良かった。