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執筆者の写真和田みつり

婚活を邪魔しているのは母親だ

プロフィール交換会ではなく釣書交換というのがある。


それこそ世の中の有名な企業や政治家のご子息やご息女だったり


有名な音楽家など様々な方をお預かりしている仲人さん達が周りにいる。


システムに顔をのせたくないという場合もあるけれど


一番大きいのは両家の釣り合いを見るのだろう。


結婚相談所のシステムでは、家族のプロフィールも最低限わかる。


だけどそれ以上はない。


ある釣書を見てあるお母様はお相手のお父様もご本人も素晴らしい大学を出ているのに


お母様が高卒だったという事で


うちには合わないといって本人に釣書がいく前に断られた。


合わないと言ったそのお母さまの釣書を見て、


あるお母様が、聖心や白百合レベルの女子大卒でないことを理由に断った。


ご紹介の前の段階で「家族全員が大卒でないと受けないお家なの」といわれることもある。


学歴と会社名 どのぐらいの資産があるか。


トータル的に合格しているお家であるかが大事。


だから本人の年収を聞かれることはほとんどない。


お母様の段階で断るのではなく、本人まで釣書がなかなか届かない。


たまにお父様が出てくる場合もある。 


私のところの会員の場合はお父様だから


お父様に現状を報告する。


でもそれはまれなケース。たいてい母親だ。


自分が相手を選ぶという事は相手も選んでいるという事を皆さん気づいているだろうか。


私の大学時代の知り合いの息子さんの釣書が回ってきた。わぁ!懐かしい。


彼女の息子さんの写真を初めて見る。


「この男性にどなたかいないかしら。相当な面食いなのよ」と仲人さん。


全てにバランスが良く婚活市場ではもてる男性だ。


38歳。。。。なのにお母さまがとてもうるさいという。


息子に紹介された女性の釣書を見て、いちいち難癖つけるし、


やっと本人に釣書がいっても


彼自身が綺麗な人ばかりの釣書が送られてきているので、目が肥えてなかなかうんと言わないらしい。


そうこうしている内にまた違う仲人さんから彼の同じ釣書が回ってきた。


お母様があちこちに頼んでいるのだろう。


仲人さんは皆同じことを言う。


「難しいおうちなのよ。」


彼女は学生時代、普通のどちらかというと地味な女性だったし、

そこまですごいおうちに嫁いでいるわけではなかったのに


どこでどう彼女自身の市場価値が高まったのだろう。


息子さんは未だ独身だ。





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